産学連携
TAKEIの産学官連携についてご紹介します。
創業以来、常に人間を科学する立場で
幅広い分野の研究者と連携し多彩なソリューションを
提供し社会の発展に貢献しております。
産学連携の考え方
弊社は創業以来、常に人間を科学する立場で研究者との連携によって製品を開発してきました。現在のほとんどの製品が、さまざまな分野の研究者からの制作依頼や共同開発によるものです。人間の心と体に関する製品には、常に安全性と精度、効果が期待されます。それを学術的に検証することにより、より社会の発展に貢献する製品作りが可能と考えております。
また弊社では、研究者様の成果を、他者が無秩序に利用・侵害しないためにも知的財産権にて守り、今後の研究をよりよく活動していただくため、ライセンス契約を結びロイヤリティをお支払しております。安心して開発のご相談ください。
産学連携・特注品ご依頼の流れ
「こんなこと実現するの?」
「こんな測定器があれば研究が進むのだけど…」
ちょっとした疑問もお気軽にお聞かせください。
これまであきらめていた研究の第一歩を踏み出すことが出来るかも知れません。
私たちは既製品には無い測定器を、研究者の皆さまのニーズに沿ったカタチで創造いたします。
相 談
担当営業がお伺いしまして、ご研究の内容、製品の仕様、ご要望等をお伺いいたします。
※リモートなどでのご相談も可能です。
設計・試作製造
お打ち合わせさせていただいた内容で製品設計、試作製造を開始いたします。
見積・仕様ご提出・本契約
試作を元に詳細仕様を策定し、御見積をご提出させていただきます。仕様・お見積内容で問題ないようでしたら本契約をいただききます。
納 品
完成後、特注品の納品、及び使用方法のご説明などをいたします。
実績例
いままでTAKEIが手がけてきました製品をご紹介いたします。
介護予防トレーニング機器
「健歩くん」 の開発
【共同開発者】奈良教育大学(現 大阪経済大学)運動生理学専攻 若吉浩二教授 【開発時期】平成18年度
■「健歩くん」の特徴
1台で6つの下肢筋肉群を強化でき、歩行に必要な筋力を鍛えることができます。
ウエイトを使わず自分の体重を負荷とする方式で、高齢者の方にも無理なくトレーニングができます。
本製品は、新潟県の平成18年度「健康関連ビジネスモデル推進事業」の採択を受けて開発されました。
トークアイ・液晶シャッターゴーグルシステム
【受注先】鹿児島大学・霧島リハビリテーションセンター 川平和美教授(現 鹿児島大学 名誉教授) 【開発時期】平成20年度
■「トークアイ・液晶シャッターゴーグルシステム」の特徴
脳卒中患者などの片目の眼球が外側を向いてしまう後遺症を改善するためのリハビリに使用します。
トークアイIIゴーグル検出器+ゴーグル用増設検出器に対して、液晶シャッターの遮蔽時も、眼球の動作を確認したいとのオーダー。そのオーダーに応えるべく、ゴーグル部分を改造し、表面に液晶フィルムを加工処理しました。
口腔機能評価機器「健口くん」の開発
【共同開発者】新潟大学 大学院 医歯学総合研究科 葭原明弘准教授(現 教授) 【開発時期】平成19年度
■「健口くん」の特徴
口腔機能の目安となる、オーラルディアドコキネシスと反復唾液嚥下テスト(RSST)の測定を可能にした測定器です。
RSSTでは、本製品がもつストップウォッチ機能により、合図をしてから3回唾液を飲み込むまでにかっかた時間を測定し、嚥下運動時各回の積算時間をメモリ表示します。
オーラルディアドコキネシスでは、設定時間における発音回数を自動的に測定して1秒あたりの平均回数を表示します。
オーラルディアドコキネシス
反復唾液嚥下テスト
下肢筋力測定器「立ち上がり測定器」の開発
【共同開発者】天理大学 体育学部 体育学科 中谷敏昭教授 【開発時期】平成16年度
■「立ち上がり測定器」の特徴
日常の生活動作である椅子からの立ち上がり動作を行うことによって、下肢筋力の測定・評価を致します。
フォースプレート上で座位の状態から立ち上がるまでの動作をアナログ信号としてパソコンで取り込み、その取り込んだ信号から各種の解析・処理を行うものです。
精神的立ち直りを検査する「レジリエンス検査用紙」の開発
【共同開発者】広島大学名誉教授 日本心理学会名誉会員 祐宗・ベイン国際心理学研究奨励賞創設者 故祐宗省三先生
【開発時期】平成19年度
■「レジリエンス検査用紙」の特徴
人々は、目まぐるしく激変する現代のストレス社会の中で、いま必死に生きようとしています。そういった社会にうまく適応している人もあれば、逆に過去または現在において身の回りで起きた不運・逆境・問題行動・危険など様々な出来事に直面して、多かれ少なかれ挫折し、もがいている人も決して少なくありません。
そのような人々には、他者の力も借りながら自らそれらを跳ね返して元の精神的健康状態に立ち直ろうとする力、またはそれを予防する力、すなわちレジリエンスが求められています。
この心理検査は、こういった生きる力の主要な要因(対人関係:ソーシャルサポート、自己達成可能感: セルフエフィカシーなど)、また協調性や問題解決能力などについての内心と行動の構造(バランス)を調べて、これを活用することによって人々がより健全な社会生活を送るために作成されたものです。
まず、本人の感じ方として、周囲の人からの支援や協力の度合い、自己の問題解決の程度、協調性の度合いなどを明らかにします。
次に、従来の質問紙では十分に検討されなかった「行動(外顕的態度志向)と考え方(内潜的態度志向)」の両面を積極的に取り上げ、実際の行動・実践と自分の考えや意見がどのような傾向を示しているかを知ります。
これら両面から、レジリエンスの水準を判定できる点が本検査の重要な特徴です。
■「レジリエンス検査用紙」の応用分野
この心理検査(質問紙法形式)は文系・理系を問わず、事業所、大学・短大・高校、 さらに専門的職業人を養成する各種専門学校等において利用されるよう開発されました。
この検査を実施してレジリエンスの内容・レベルを知ることで、採用・配置転換・就職指導・進学指導などの際に有効適切に活用でき、また結果を当事者にフィードバックすることによりレジリエンスとウェルビーイングの水準を高めることができ、より一層の健康心理に係る効果を挙げることが期待できます。
特注品・開発品一覧
いままでTAKEIが手がけてきました製品をご紹介いたします。